「たま駅長」今も心に 没後9年で偲ぶ

和歌山電鐵㈱は、紀の川市貴志川町神戸の貴志駅の初代ネコ駅長「たま」が旅立って9年になる命日の22日、同駅構内にあるたま神社で法要を執り行った。たま神社宮司で現在貴志駅長を務めるニタマ駅長が宮司として祭事を取り仕切り、伊太祈曽駅長のよんたま駅長と、30人を超えるファンらが参列し、たまをしのんだ。

小嶋光信社長は「9年前の社葬では、3000人もの人に訪れていただいた。多くの人の心に今もたまが住んでいることをうれしく思う」とあいさつ。たま神社の隣にあるいちごとおもちゃ神社の屋根の修繕が完成し、その神事も同時に行った。

また、この日は和歌山市の酒造会社、世界一統が醸造している「和歌のめぐみ南部の梅酒」の奉納と試飲会も実施。梅酒の販路拡大に取り組んでいる「ええわいしょプロジェクト」のメンバーや世界一統の関係者らが梅酒をPRした。

 

たまをしのぶニタマ、よんたまと小嶋社長
たまをしのぶニタマ、よんたまと小嶋社長