智弁和歌山チームが県2連覇 金融経済クイズ選手権
高校生が金融経済知識をクイズ形式で競う「第19回全国高校生金融経済クイズ選手権エコノミクス甲子園和歌山大会」(紀陽銀行主催)で、智弁学園和歌山高校2年生の昇(のぼる)幸汰さん(17)と田中裕太さん(同)でつくるチーム「のぼ×たな」が2連覇を果たし、和歌山市冬野の同校で28日、表彰式が行われた。同チームは2月に東京である全国大会に県代表として出場する。
エコノミクス甲子園は、認定NPO法人金融知力普及協会が全国の高校生に金融経済について学ぶ機会を提供しようと開催。都道府県大会は各地の地方銀行などが主催している。
2人一組で筆記クイズや早押しクイズに挑戦し、金融経済の知識を競う。全国優勝チームにはニューヨーク海外研修への参加権が与えられる。
和歌山大会はオンライン形式で実施し、3校5チームが参加した。「1万円札の裏面には何が描かれているか」などの知識が問われたという。
2人は前回の全国大会では2回戦で敗退し、「悔しかった。今回の全国大会でリベンジして優勝したい」と口をそろえ、「優勝する自信は十分にある」と意気込む。
2人は中学1年生からクイズ研究部に所属するほどのクイズ好き。各自、家での勉強の他、登下校時にもクイズを出し合うなどして、日々実力を高めているという。
表彰式では紀陽銀行の取締役常務執行役員の丸岡範夫さんから、賞状と全国大会への航空券が贈られた。