仲間と「目指せ1勝!」 小学生バスケ・Kamo78

「Kamo78」のチームの皆さん
「Kamo78」のチームの皆さん

和歌山県海南市下津町の小学生バスケットボールチーム「Kamo78」は、「目指せ1勝」を目標に掲げ、寒さの中でも元気いっぱい練習に汗を流している。

同チームは、2010年に統合により使用しなくなった加茂第二小学校の体育館を活用しようと、21年7月8日に公民館活動の一環で立ち上げたチーム。

下津町内に住む小学1~6年年30人と、卒業したOB5人が参加。子どもたちにバスケットの楽しさを伝えたいと、和歌山市の的場季里子さんが指導する。

発足当時は小学生10人ほどで月1回練習していたが、子どもたちから「もっと練習したい」と希望があり、現在は毎週1回1時間半、ドリブルやシュート練習やゲームに取り組んでいる。

的場さんは、子どもたちにバスケットを好きになってもらって続けてほしいと、気軽に参加できる環境を提供するだけでなく、あいさつや礼儀も大切にコミュニケーション力の向上を図っている。

徐々に人数も増え、他チームとの合同練習や招待試合にも参加することが多くなったものの、いまだ勝利の喜びは味わえていない。悔しい思いを募らせる中で「試合で勝ちたい」という目標ができた。4年生の東山真子さん(10)は「みんなと走ったりするのが楽しい。ゴールが入るとうれしい。みんなで勝ちたい」と笑顔。母親の久美子さんは「気軽に始めたが、今は一つの目標に向かい、チームの仲間意識が高まっている。楽しく続けてもらえたら」と話している。

的場さんは「チームの結束力は強い。個々のレベルアップを目指し、試合で1勝したい」と意気込み「できる喜びやバスケの楽しさを知って続けてもらえたら」と話している。