地域に愛され112年 海南市船尾「みき眼科」

4代目の三木敏耶院長
4代目の三木敏耶院長

地域のかかりつけ医として112年の歴史がある、海南市船尾のみき眼科が、4代目となる三木敏耶院長(42)に引き継がれ、このほど1周年を迎えました。

同院は1913年(大正2)に、敏耶院長の曽祖父にあたる徳三郎さんが現在の同市黒江の川端通りに開院したのが始まりです。大正15年に現在の場所に移転しました。

その後、祖父の一郎さん、1978年(昭和53)に父親で現在同院の理事長を務める敏照さんへと引き継がれました。

2024年、地域のために役に立てればと、敏耶院長が就任。医療法人愛光会・みき眼科に院名を改め、改築も行われました。

敏耶院長は、香川、岡山県などの病院で治療や手術の経験を重ね、その後9年間、日本赤十字社和歌山医療センターで眼科医として勤務、副部長も務めました。

改築した同院では、眼鏡・コンタクトレンズ検査をはじめ、白内障や緑内障、網膜・硝子体疾患の手術や注射などの手術が受けられ、小児眼科として定期的に診察を受けることもできます。

アットホームな空間で、敏耶院長は患者の話をじっくり聞き、丁寧な説明を心がけて診察します。積極的に学会や勉強会へも参加し、新しい情報を取り入れ、診察や治療に生かします。

敏照理事長(76)も、木曜午後と金曜の午前、第2・4土曜の午前に診察しています。「来院してくれる患者さんに感謝しかない。ありがたい」と話しています。

駐車場12台完備、バリアフリーでトイレにはおむつ交換台も設置しています。敏耶院長は「目のことでお困りのことがあれば気兼ねなくご相談ください」と話しています。

【みき眼科】海南市船尾193の4▽℡073・482・0234▽平日=午前9時~正午、午後3時半~6時半(火曜午後は手術)、土曜=午前9時~正午▽休診日=土曜午後、日曜、祝日