万博「四川ウィーク」 三星堆の青銅器展示も

三星堆遺跡の青銅神樹
三星堆遺跡の青銅神樹

大阪・関西万博の中国パビリオン(大阪市・夢洲)で28~30日、和歌山県と友好提携を締結している四川省の歴史や文化、伝統芸能などを紹介する「四川ウィーク」が開かれる。

四川省は中国西南部の内陸に位置し、3000年以上前の長江文明や三国志の蜀が栄えた歴史ある地域。ジャイアントパンダの生息地として保護区が設けられており、1994年に始まった白浜町のアドベンチャーワールドと成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地による共同繁殖研究などの交流が発展し、2022年1月に県との友好提携が実現した。

四川ウィークは「輝く巴蜀(四川)文化、美しい未来を創造」がテーマ。三星堆遺跡の青銅神樹や縦目仮面など貴重な文化財、成都市を中心とする伝統の刺繍(ししゅう)「蜀繍」、刺繍を施したチャン族の伝統衣装「羌繍」などの展示、綿竹市の伝統的な版画の体験、伝統芸能の披露などが行われる。

関連イベントとして、大阪市内のホテルで日中両国企業のビジネス交流会、四川省の産業や都市のプロモーション、製品の展示会なども予定されている。