濃淡グリーン復元塗装 特急サザン運行開始へ

南海電気鉄道㈱(岡嶋信行社長)は南海本線の特急サザン(10000系車両)について、1992年以前の濃淡グリーンのツートンカラーの復元塗装を施し、6月4日に運行を開始する。区間は難波駅から和歌山港駅間で、期間は現在計画中の特急サザンの新型車両を導入するまで。(写真は南海電気鉄道提供)
10000系車両が、ことしで運行開始40周年を迎え、また、同社が創業140周年を迎えることを記念して運行する。
10000系は、特急サザンで使用する車両として創業100周年である1985年に運行を開始した。現在は4両5編成(20両)が在籍。サザンは、10000系車両を指定席車両として、7100系車両を自由席車両として8両編成で運行している。
導入当時は、濃淡グリーンのツートンカラーを施していたが1992年に現在のブルーとオレンジのラインカラーに塗り替えた。
現在運行している7100系車両特急サザン4両には、濃淡グリーンのツートンカラーの復元塗装を施しており、今回復元するサザンを連結しての運行は、創業130周年で実施した10000系と7000系の復元塗装以来、約10年ぶりとなる。
10000系復元塗装の運行ダイヤについては、調べたい運行日の3日前以降に問い合わせする。7月以降も運行するが、ダイヤ案内は6月30日まで。案内、問い合わせはコールセンター(℡050・3090・2608=午前8時~午後9時)。
また、140周年を記念した復元塗装の10000系をデザインしたトートバッグなどのグッズを販売中。140周年記念10000系、7100系、6000系のクリアファイルや、タオル、連結アクリルキーホルダーなど。
購入は南海電車グッズオンラインショップで。6月1日からは、なんば駅2階中央改札口のサービスセンターで販売する予定。