地域の輪を広げよう 小倉地区で「ふれあい広場」

和歌山市の小倉小学校で25日、「ふれあい広場」が開かれ、子どもから高齢者まで幅広い世代の住民が交流し、カラオケやゲームなどを楽しんだ。
同地区社会福祉協議会(髙倉理行会長)が主催。これまでは、地域住民が踊りや歌などを発表する「ふれあい演芸会」として25年にわたって親しまれてきたが、高齢化で運営も難しくなる中、何とか継続できればと、かたちと名称を変えて企画した。
各種団体が協力して体育館内にブースを設け、和歌山高校の生徒11人も参加。受付を担当した他、書道部が入り口の看板を制作した。
東署による防犯教室もあり、巧妙化する特殊詐欺やSNS型投資詐欺の被害を防ぐため、手口を紹介して啓発。お菓子などを景品にした輪投げや千本引きくじ、カラオケ、新聞紙を使った非常用トイレ作り、健康チェックのコーナーも設けられた。
髙倉会長(71)は「住みやすい小倉地区になるよう、世代を超えたふれあいの場をつくっていきたい」と話していた。