串本で和歌山大会を初開催 缶サット甲子園

高校生が空き缶で自作した模擬人工衛星(缶サット)を打ち上げ、上空での放出・降下・着地の過程を通じて技術力や想像力を競う「缶サット甲子園2021和歌山地方大会」が17、18の両日、串本町潮岬で開かれる。現在ロケットの発射場を建設している同町での開催は初めて。

缶サット甲子園は2008年からスタートし、ことしで14回目。10年から全国6地方大会の一つとして始まった同大会は、県内外のチームが全国大会を目指して競い、過去には選抜校が全国大会で優勝し、世界大会に出場したこともある。

ことしの出場チームは7校(県立桐蔭高校、県立向陽中・高校、県立海南高校、県立串本古座高校、大阪府立茨木工科高校、大阪電気通信大学高校、兵庫県立芦屋国際中等教育学校)で、まずは全国大会への進出を目指す。

初日の開会式と事前プレゼンテーション審査は、午後3時から県立潮岬青少年の家で行われる。翌日の打ち上げ競技は午前9時半から望楼の芝・南紀熊野ジオパークセンターで開かれ、同日の午後2時半からは同青少年の家で事後プレゼンテーション審査がある。観覧無料。事前申し込み不要。

問い合わせは事務局の実行委員長で、県立桐蔭高校の藤木郁久教諭(℡073・436・1366)。