手信号で交通整理 災害に備え岩出署訓練

大規模災害などによる停電に備え、和歌山県の岩出署は13日、岩出市立市民総合体育館近くの交差点(中迫)で、警察官の手信号による交通整理訓練を行った。

同署の警備課、地域課、交通課に所属する署員17人が参加。停電で信号機の灯火が消えた事態を想定し、実際に信号機を止めて訓練に臨んだ。

署員が交差点の中央に立ち、手信号で通行する車両や歩行者に指示を出し、安全な交通を誘導。その後、ガソリンで動く持ち運び式の発電機を信号機に接続し、復旧する作業に当たった。

今回初めて訓練に参加した地域課の本野恵里夏巡査長(28)は「和歌山は車を使用する人が多い。災害時には住民の混乱を招かないよう、二次災害を防ぐため、警察官としての役割を果たしたい」と話していた。

 

手信号で交通整理を行う署員