文化芸術、教育政策で申し入れ 有田のおいしいブドウをPR

8月21日、有田川町川口地区の高原地帯の有田巨峰村共撰会場で「有田巨峰村オープニングセレモニー」が2年ぶりに開催され、参加させていただきました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響でここ2年セレモニーは中止されていましたので、3年ぶりの開催となりました。
有田巨峰村は1982年の開園で、期間中関西一円から約2万人が訪れる、まさに関西最大級の広さを誇る観光ぶどう狩り園で、甲子園球場のおよそ5倍の21㌶の栽培面積に20軒のブドウ生産農家の皆さんが巨峰を中心に、ピオーネやシャインマスカット、ナシなどを栽培しています。
山本隆幹組合長さんにお聞き致しますと「今年は雨が少なかったので苦労しましたが、台風などの被害もなく、例年になくいいブドウが育っています。雨が少なかったので、その分、甘くておいしいと好評です。ぜひ召し上がっていただきたいです」と満面の笑顔でした。
私が5年前に初めて巨峰村を訪れた時に、あまりにもおいしいブドウにびっくりして、東京の皆さんにも送りますと、そのおいしさに大変喜んでもらえたこともあり、今年もすぐ東京に送り有田巨峰村のアピールをさせていただきました。皆さんが和歌山のブドウがこんなにおいしいとは知らなかったと驚かれていました。
8月4日には、私が事務局次長を務めさせていただいています超党派の「文化芸術振興議員連盟」から、当時の鰐淵洋子文部科学大臣政務官に、①コロナ禍からの再生のためにアフターコロナも見据えて積極的な活動をけん引する優れた芸術関係団体等に対する支援の強化や芸術関係者等に対する支援の検討。②文化芸術の再生、文化芸術立国に向け、計画的に文化芸術への支援のあり方を見直し、文化芸術予算の大幅な増額。③文化芸術行政を強化するため必要な法的基盤の整備と文化芸術省の創設の申し入れを行いました。
また、8月19日、文部科学部会長としてとりまとめた「令和5年度予算概算要求等に向けた重点政策提言」を文部科学省大臣室にて永岡桂子文部科学大臣に申し入れました。①奨学金制度に関して、無利子・有利子にかかわらず、すでに卒業し返還中の人も含め、ライフイベントに応じて柔軟に返還できる制度への拡充や、家庭の経済的事情にかかわらず、希望すれば誰もが大学等へ進学できるよう給付型奨学金と授業料等減免(修学支援新制度)を特に負担軽減の必要がある多子世帯や理工農系の学生などをはじめとして、中間所得世帯まで拡充すること等、学びのセーフティネットの構築。②子どもの育ちを守る幼児教育の推進と子ども子育て支援新制度への対応。③学校の指導・事務体制の強化とICT化の推進。④都道府県・政令市への不登校特例校を1校以上設置、夜間中学やフリースクールなどの柔軟な学びの場の確保といったいじめ・不登校対策、日本語教育等の推進、虐待防止・社会的養護の推進。⑤特別支援教育等の推進。⑥グローバル人材や地域中核人材等の育成。⑦大学等の基盤的経費の充実等。⑧文化芸術立国・スポーツ立国の実現。⑨科学技術立国の実現・イノベーションの創出の9項目にわたる内容です。
そして、私もずっと訴え、予算委員会等でも質問してきた、現場から多くのお声をいただいてきました「学部段階の給付型奨学金と授業料減免の中間層への拡大」「ライフイベントに応じた柔軟な返還(出世払い)の仕組みの創設」が「教育未来創造会議(議長・岸田文雄首相)」で公表した工程表に盛り込まれました。これからも現場のお声を実現してまいります。
8月6日、毎年恒例の「公明党和歌山県本部夏季議員研修会」が、全国のトップを切って和歌山市のアバローム紀の国で行われました。ここでは、60年前の1962年は、公明新聞の創刊、参院会派・公明会の結成を経て、「大衆とともに」の立党精神が示された公明政治連盟第1回全国大会が開かれるなど公明党の原点、出発点になった大事な年である等の党史を学び、「団結第一・大衆直結・たゆまざる自己研さん」の三つの指針を胸に刻み政策実現に全力をと確認し合いました。
私は、子どもの文化芸術・スポーツなどの体験や不登校児についての取り組み、奨学金制度の拡充や、学校トイレや給食室等の学校施設に関する話題など教育・文化・スポーツ政策について話をさせていただきました。
夏季研修会の最後には、明年の統一外・統一選挙の勝利を目指し、多田県本部代表を先頭に和歌山県本部議員が団結して来るべき決戦に向けた決意を固め合いました。