自転車のルール守って 海南署が高校生に啓発
自転車利用者に交通ルールを周知しようと海南署は11月30日、県立海南高校(海南市大野中)で生徒らに自転車安全啓発活動を行った。
「わかやま冬の交通安全運動」(12月1日~10日)に合わせ、同署員と同校の教諭計8人が自転車で通学する約400人を対象に行った。
署員らは「並進禁止」「イヤホン禁止」などのプラカードを掲げ、正門を通過する生徒らに「無灯火違反」「一時不停止違反」などの自転車ルールや罰則が書かれたチラシを手渡していった。
海南市では、横に並んでの走行や「止まれ」の標識での一旦停止の違反が多くみられるという。
同校の生徒は約550人。約7割の生徒が自転車通学をしている。2年生の横山就太さんは「角でミラーのない所で自転車同士でぶつかりそうになったことがある。飛び出さず意識して止まるようにしたい」と話した。
また、同署員らはヘルメット着用の努力義務についても説明し、栗山耕次交通課長は「一時不停止違反など、ルールを知っていたら防げる事故もある。まずはルールを知ってもらって、自転車の安全利用を推進していきたい」と呼び掛けた。