日頃からの備え学ぼう なるコミで防災セミナー
「防災の日」の9月1日、和歌山市鳴神の宇都宮病院内交流スペース「なるコミ」で防災セミナーが開かれる。災害に備え、命を守る行動について意識を高めてもらおうと同施設が企画。「近年、地震や豪雨の被害が全国的に起こっています。地域での防災対策などを一緒に考えてみませんか」と呼びかけている。
セミナーでは「宣教落語家」として活動し、防災士の資格を持つ同市の「ゴスペル亭パウロ」こと、小笠原浩一さんが防災落語を披露する。
安政南海地震(1854年)の際、稲に火を付けて住民を避難させた「稲むらの火」の逸話で知られる広川町出身の濱口梧陵の功績を伝える落語を紹介。また、関東大震災から100年となることから、復興のためにいち早く救護運動に身を投じた賀川豊彦も取り上げる。
その他、県危機管理局の中村吉良局長が「防災の日にあたって」、一般社団法人防災用品研究所の成瀬裕之理事が「避難訓練・シェイクアウトとは…」をテーマに話す。
㈱MDPS協力のもと、専用のゴーグルを着けて、VR(仮想現実)で水害や地震の疑似体験もできる。防災グッズの展示やHIURAさんのギター弾き語りもある。
午後2時半から4時まで。無料。事前申し込み不要で、参加希望者は直接会場へ。問い合わせは同所(℡073・471・3148)。