適切な110番利用を 岩出署ら高校生と啓発
岩出署は「110番の日」の10日、岩出市中迫のフォレストモール岩出で、同署高校生広報員の那賀高校放送部員「フローリアサポーター」らと共に、110番通報の適切な利用を呼びかけた。
地域課の同署員15人と県警本部生活安全部生活安全企画課特殊詐欺被害防止アドバイザーの2人が参加。フローリアサポーターの5人と共に、同モール利用者に啓発グッズを配った。110番通報時に、何が、どこで、いつ発生したかを伝えることが重要といった内容を記したチラシなどを配布。同校吹奏楽部による演奏も行われた。
同署の梅田明男地域課長(53)は、「110番は緊急の事件や事故に対応するダイヤル。間違いやいたずらはしないようにお願いします」と呼びかけた。
フローリアサポーターの神德麻央(じんとくまお)さん(17)は、「110番を正しく使う大切さを、これを機に考えてほしい」と話した。
同署によると、昨年の県内での通報件数は約7万9000件と6分37秒に1件の割合。そのうち有効な通報は約5万9000件で、いたずらは約5400件、間違い電話は約7700件、無応答は約4200件に及ぶという。同署は、緊急時以外の相談には専用ダイヤル「♯9110」の利用を勧めている。