海南市が逆転で連覇 市町村対抗ジュニア駅伝
![両手を広げ優勝のゴールテープを切る海南市・松本選手](https://wakayamashimpo.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/25021103.jpg)
和歌山県内の小中学生ランナーがたすきをつなぐ「第24回県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会」(県など主催)が9日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場発、県庁前着とする10区間21・1㌔であり、一進一退の首位争いの末、海南市が1時間9分36秒で2年連続11回目の優勝を果たした。準優勝は和歌山市(1時間10分1秒)、3位に田辺市(1時間12分53秒)、4位に紀の川市(1時間13分2秒)が続いた。岩出市は6位(1時間14分36秒)、紀美野町は21位(1時間20分20秒)だった。
北山村を除く29市町と、総合順位に記録されないオープン14チームの計43チーム、430人が駆け抜けた。
岸本周平知事の号砲で1区の走者が一斉にスタート。昨年同区間1位に輝いた紀の川市の前春馬がことしも区間トップで先導した。
2区で海南市が先頭に立ち、和歌山市が2番手につけて以降は、両市が後続との差を広げ、一進一退の首位争いを繰り広げた。和歌山市は4区で先頭を奪い、8区までトップでたすきをつなぐも、2番手で食らい付く海南市が9区で再び先頭を奪い返し、和歌山市に9秒差をつけ、たすきはアンカーへ。最終10区では海南市の松本瑛都が和歌山市との差を25秒にし、両手を広げて優勝のゴールテープを切った。
松本選手(15)は「連覇できてすごくうれしい。1位でたすきをつないでくれたので、最後は自分が決めようと走った」と笑顔。準優勝の和歌山市のアンカー、加茂史也選手(15)は「優勝を目指してやってきたので悔しいけれど、みんなで楽しめた」と話した。
優勝、準優勝チームの出場選手は次の皆さん。
【海南市】1区=山野瑛慎▽2区=口井菜暖▽3区=弓出晴來▽4区=後藤玲佳▽5区=岡本玲哉▽6区=下原芽衣▽7区=大桑成夢▽8区=吉松陽依▽9区=藤田統真▽10区=松本瑛都
【和歌山市】1区=岡田一輝▽2区=山口陽花▽3区=福田紗良▽4区=片山伊織▽5区=塩見高哉▽6区=前田結月▽7区=荒井惺太▽8区=岩井優奈▽9区=太田桐真▽10区=加茂史也
本紙エリア内の選手で区間1位に輝いたのは次の皆さん。
1区(3・0㌔、中学生男子)=前春馬(紀の川市)8分56秒▽2区(1・7㌔、中学生女子)=山口陽花(和歌山市)5分45秒▽4区(1・9㌔、中学生女子)=片山伊織(同)6分26秒▽5区(2・2㌔、中学生男子)=岡本玲哉(海南市)6分42秒▽6区(1・4㌔、小学生女子)=前田結月(和歌山市)・西澤杏(紀の川市)5分6秒▽7区(1・7㌔、小学生男子)=大桑成夢(海南市)6分14秒▽8区(2・5㌔、中学生女子)=髙井初香(岩出市)8分6秒▽9区(1・9㌔、小学生男子)=藤田統真(海南市)6分12秒▽10区(3・2㌔、中学生男子)=松本瑛都(同)9分36秒
※吉松陽依選手の『吉』は上が土の吉