祖母との思い出描く　中西健志さんが個展

絵に書や英語の言葉をコラボレーションさせた作品で愛や平和を伝える、和歌山市の中西健志さん（２５）が、同市禰宜のケーキサロン・マニエールで３回目となる個展を開いている。２８日まで。

中西さんは中学生の頃から英語のスピーチコンテストに出場し、数々の賞を受賞。英語に書や絵を組み合わせた、心温まる作品を生み出している。

テーマは「祖母と過ごした四季」。「ほっこりと　あなたと　コタツで　雪景色」など、健志さんが「明るい人」と話す祖母（９６）との思い出を表現した作品を中心に１７点を紹介している。

「響～平和への合唱」は、広島県で終戦を迎えた祖母から、昨年夏に話を聞いたことがきっかけで制作した。昨年末、「第九」の合唱に参加、大人数での大合唱に感動し、平和への願いを一層強くした。「響」の文字の周りに、歌詞から平和の象徴的な歌詞を選んで書き添えた。他にも干支（えと）の「へび」をかわいらしく描いた「Fortune Snake（フォーチュンスネーク）」もある。

中西さんは「温かい気持ちになって」と来場を呼びかけている。

午前１０時～午後７時（最終日は３時）。

問い合わせはマニエール（℡０７３・４７７・３１５５）。