租税教育のモデル校に 海南高校に委嘱状を交付

本年度の租税教育モデル校に、和歌山県海南市大野中の県立海南高校(坂本勝則校長)が選ばれ、このほど委嘱が行われた。
租税教育モデル校は、学校教育における租税教育の一層の充実を図るために、積極的に租税教室などを開催している学校を指定する制度。大阪国税局管内(近畿2府4県)の小中、高校で委嘱されているのは5校のみ。そのうち、県内の3校がモデル校になっている。
同校は2017年度から委嘱を受け、「夢のかたち講座」を開催。海南納税協会会員の地元経営者を講師に迎えた講義で、生徒自身が将来について考えるとともに、租税に関する学びを深めている。
この日、海南税務署の村上靖久署長が同校を訪れ、坂本校長に委嘱状を手渡した。
委嘱により、同校では講座を継続し、作文をはじめ租税に関して学び、他校のモデルとなるよう取り組んでいくという。