シルクロードの魅力 和市民図書館で講演会

世界遺産「莫高窟」中央第96窟(中国・敦煌、山田さん撮影)
世界遺産「莫高窟」中央第96窟(中国・敦煌、山田さん撮影)


和歌山市民図書館主催の講演会「シルクロードの魅力を語る」が5月31日午後1時半~3時、屏風丁の同館2階多目的ホールで開かれる。

シルクロードは西のルートがローマから長安(現・西安)まで、東のルートは奈良を終着点とし、砂漠、草原、海の3本の道を通って多様な文化や思想、文物が行き交ってきた。

講演の講師は大阪教育大学名誉教授、奈良県橿原市観光大使の山田勝久さん。約50年にわたり、シルクロードでつながる中央アジアや地中海沿岸諸国など26カ国で現地調査を行い、『パルミラの光彩』、『シルクロード悠久の天地』などの著書がある。

山田勝久さん
山田勝久さん


講演では、2000年に及ぶシルクロードの悠久の歴史と文化の変遷について学び、日本文化の精神的支柱の一つとなってきた仏教伝来のルートなども分かりやすく解説する。

対象は中学生以上で、定員先着40人。申し込みは4月25日午前8時から、同館ホームページ(https://wakayama.civic-library.jp/)のイベント情報から申し込む。

問い合わせは同館(℡073・432・0010)。