森づくり基金に寄付 オークワ、サントリー

㈱オークワ(和歌山市中島、大桑弘嗣社長)は9日、サントリー㈱(東京都)との共同企画で、県の「紀の国森づくり基金」に50万円を寄付した。
両社は昨年3月21日から1年間、共同企画「3周年 次世代につなぐ美しい森林 ザ・プレミアム・モルツご購入キャンペーン」を実施。消費者がオークワ各店で対象のサントリーのビール商品を購入すると、売上の一部を両社が寄付するというもので、今回で3年目の取り組みとなった。
同基金は、森林環境の保全や森林と共生する文化の創造に関する施策の推進を目的とし、植林活動をはじめ、さまざまな活動に使われる。
寄付目録の贈呈式は県庁で行われ、サントリーの松谷隆吉近畿圏統括支社長らが同席する中、オークワの武田庸司取締役専務執行役員営業本部長兼販売事業部長が小川泰典県農林水産部技監に目録を手渡した。
小川技監は武田専務に感謝状を贈り、「3年にわたり取り組みを続けていただき、ありがたい。子どもたちの森林体験などにも力を入れており、大切に活用させていただく」と述べた。
武田専務は「和歌山の木を有効活用しようと、地元の森をきっちり整備して、守っていただけることに共感している。一緒に郷土を支えていきたい」、松谷統括支社長は「水を使った仕事をしているので、使った量の倍以上の水を涵養できるよう、自然を増やしていくには、地域の皆さんと一緒にやっていくことが不可欠。今後も続けていきたい」と話していた。