未来につながる一票を 那賀高生が投票呼びかけ

6月1日投開票の和歌山県知事選を前に、県選挙管理委員会は各地で啓発活動を実施している。24日には岩出市のスーパーエバグリーン岩出高塚店で、同市の県立那賀高校の生徒8人が参加し、買い物客に投票参加を呼びかけ、啓発グッズを配布した。
県選管によると、前回の知事選(2022年)の投票率は39・86%。投票率を上げようと同市選管と連携し企画。「この1票未来につながる」をスローガンに、生徒会、ウェイトリフティング部、剣道部のメンバーが「6月1日は県知事選です。投票お願いします」と呼びかけ、投票日などを掲載したポケットティッシュ約500個を配った。
剣道部の宮端昴さん(17)は「初めての経験で緊張しているが、選挙があることを一人でも多くの人に知ってもらいたい」と大きな声でPR。ウェイトリフティング部キャプテンの新屋奏人さん(17)は「多くの人の投票でみんなの理想の県がつくれるようになってほしい」と話していた。
県選管那賀分局の平田慶行分局長は「若い世代の投票率アップにつながり、啓発を通じ選挙の大切さを感じてもらえるとうれしい」と話していた。