和歌山西RCが50周年 あけぼの中学校に蓄電池寄贈

和歌山西ロータリークラブ(中條剛司会長)の創立50周年記念例会が5月28日、和歌山市の和歌山城ホールで開かれ、市内8クラブの代表者ら33人が出席し、今後の奉仕活動への決意を新たに誓い合った。
県全体を含む第2640地区ガバナーの野村壮吾さん、尾花正啓市長も参加した。
同クラブは1975年に旧住友金属工業㈱和歌山製鐵所やグループ会社の幹部らを中心に、紀の川以西の地域で市内で5番目に創立した。同社の合併などで会員数は減少し、現在は10人の会員が活動。コロナ禍前までは和歌山大学の留学生の支援などに尽力してきた。
50周年記念事業として、同市六十谷に4月に開校した夜間中学校の市立あけぼの中学校に防災用品としてポータブル電源2台とポータブルソーラーパネル1台(40万円相当)を贈った。
中條会長は「市内クラブの中では最少人数だが、独自の『西スタイル』を駆使して、60周年に向けて頑張ります。記念の年により良い未来への第一歩を踏み出していきたい」とあいさつ。同校の田中宣行教頭に目録が手渡された。
例会では、尾花市長が現在9人の生徒が学ぶ同校の概要などを説明。「半世紀にわたり、地域社会発展のためさまざまな奉仕活動を続けてこられた。皆さまから頂いた防災用品を最大限活用させていただきます。これからも一緒に住みやすい和歌山をつくっていきましょう」と呼びかけた。