全国で一番熱い大会に 高校野球和歌山大会開会式

選手宣誓する日高の湯川主将
選手宣誓する日高の湯川主将

第107回全国高校野球選手権和歌山大会の開会式が10日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で行われ、県内39校35チームが堂々と入場行進。試合は11日からスタートし、甲子園の切符を懸けた熱い夏が始まる。順調に進めば決勝は27日の予定。

式では、向陽のマネジャー・熊代まなさん(3年)が司会を担当して堂々とした進行ぶりを披露。県警音楽隊による演奏が球場に響く中、和歌山商業バトントワリング部に続き、前回大会優勝校の智弁和歌山を先頭に、各校の選手が力強く入場行進した。

その後、県高野連の高津亮理事長が開会宣言。西上嘉人会長は「皆さんの一生の思い出になる大会になってほしい。全力で、チーム一丸となって大いに力を発揮してください」とエールを送った。

選手宣誓を務めた日高の湯川慎介主将(3年)は、2024年で創立100周年を迎えた同校の歴史にふれながら、「偉大な先輩方から受け継いだ情熱や思いを未来の高校球児につなぎます」とし、「全ての方々に感謝し、全国で一番熱い大会にすることを誓います」と力強く言い切った。

開幕戦は午前9時から開始予定で和歌山北と和歌山工業が対戦する。入場料は一般1000円、中高生500円、小学生以下と障害者は無料となっている。

前回大会優勝校の智弁和歌山を先頭に入場行進
前回大会優勝校の智弁和歌山を先頭に入場行進