国体に照準を スポーツ吹矢交流大会

 県スポーツ吹矢協会(福原広次会長)主催の紀の国わかやま支部交流大会が6日、和歌山市松江北の河西コミュニティセンターで開かれ、5歳から70代まで幅広い37人が競技を楽しみながら親睦を深めた。

 昨年に続き2回目。和歌山ビッグウエーブの他、木本、山口、鳴神地区の教室で普段は別々に練習しているメンバーの交流の場にしようと開かれた。

 スポーツ吹矢は、来年県内で開催の国体でデモンストレーション競技として実施。3年半前の同支部立ち上げから、中高年層を中心に人気となり、現在は県内に13支部が発足、会員は304人いる。

 大会では緊張感が漂う中、参加者たちは呼吸を整えて精神統一。的を目掛け一息で矢を放ち、会場にはパシッ、パシッという、矢が的に刺さる乾いた音が響いていた。

 習って1年半ほどという同市鳴神の福田通子さん(67)は「健康のために始めましたが、魅力にはまっています。国体への参加も楽しみです」とにっこり。福原会長(69)は「デモスポ競技としては、去年初めて東京の国体で行われたが、2度目となる和歌山での成功が鍵になる。来年の実演を成功するためには200人の当日参加が必要。普及にもさらに力を入れ、5人でも10人でも会員を増やしたい」と話していた。

的に狙いを定める参加者たち

的に狙いを定める参加者たち