タクシーの日をPR 県協会がマナー宣言
日本初のタクシー会社が設立された日を記念する「タクシーの日」の5日、タクシーをもっと理解してもらおうと全国各地でさまざまな催しがあり、和歌山市のJR和歌山駅前では、県タクシー協会(会員52社、川村昌彦会長)による街頭キャンペーンとマナーアップ宣言が行われた。
この日、県内では同協会員が主要13駅前で、日ごろの利用への感謝を込めてポケットティッシュを配布。JR和歌山駅前には約35人が集まり、約6000個のティッシュを笑顔で通勤・通学客らに手渡した。
川村会長は「タクシーの日があることを、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。ことしは、紀の国わかやま国体・大会が開かれ、他府県からたくさんの人が来る。その人たちが不便を感じないようにしていきたい」と話していた。
街頭キャンペーンの後、同駅前のわかちか広場では、交通事故総量抑止に向けた県警の「紀の国マナーアップ2015」の一環として、タクシー乗務員のマナーアップ宣言式が行われた。
式には同協会の川村会長や瀨秀彰専務理事らが出席。宣言に賛同して川村会長と、会員企業からユタカ交通㈱の豊田英三代表取締役、和歌浦観光㈱の山根建志取締役会長が宣言書にサインした。
宣言書は、横断歩行者の優先等を心掛ける、携帯・スマホ・カーナビなどを見ながらの「ながら運転」や「脇見運転」は絶対しない、などの内容。同協会は今後、マナーアップ宣言を会員企業などに広げ、宣言した乗務員には県警のステッカーを手渡す。