交通ルール守り隊発足 高松小児童が隊員
地域に交通ルールを守る活動を広げていくことを目指し、和歌山市東高松の市立高松小学校(西川厚子校長)に、児童らを隊員とする「高松交通ルール守り隊」が発足した。和歌山西署(小西順士署長)と協力し、小学校一丸となって活動に取り組む。
高松小では、10年にわたって1年生が交通安全の啓発ポスターを作成し、地域内に掲示しているのをはじめ、交通安全の意識を高める活動に取り組んでいることから、より多くの人に交通ルールの大切さを広めるため、「高松交通ルール守り隊」をスタートすることになった。
隊長は西署の小西署長、副隊長は西川校長が務め、高松小の全児童約460人が隊員となる。児童は、一人ひとりが隊員カードを持ち、カードには、交通ルールを守ります▽道路に飛び出しません▽道路で遊びません▽自転車にのる時はヘルメットをかぶります――の4つの約束が書かれている。
このほど、同校体育館で隊の発足式が行われた。小西署長が来校し、交通安全に関する同校のこれまでの取り組みをたたえて感謝状を贈呈。児童代表の6年生、畑中祐大君(12)に手渡した。
小西署長は「多くの人に交通ルールを広めていくために、隊員の皆さんと一緒に、多くの人の見本になっていきたいと思います」とあいさつ。原一起市教育長も隊員の今後の活動に期待を寄せた。
児童は交通安全に関する合唱と寸劇を披露し、交通ルールを守っていく隊の活動を進めていくことを宣誓した。
副隊長の西川校長は「子どもたちは隊員になったことで、よりいっそう交通安全の意識が高まりました」と話す。6年生の小野周平君(11)は、隊員としての日頃の活動について、「きちんと信号を守り、自転車に乗るときにはヘルメットをかぶっています」と笑顔で話していた。