海南高校で国際交流 マレーシア中高生来校
マレーシアの中高生27人が15日、和歌山県立海南高校(海南市大野中、河本好史校長)を訪れ、校内散策やダンスなどで国際交流を深めた。
県は国内外の教育旅行誘致を積極的に進めており、マレーシアからも過去3年間で18校が訪れている。今回はマレーシアの4校から旅行を希望した12~17歳の生徒が参加。海南高校生徒会とESSの1・2年生36人が出迎えた。
セレモニーでは2年生の井口愛香梨さんが「一緒に楽しい時間を過ごしたいと思います」と英語であいさつ。マレーシア側を代表してシェン君(17)とイザット君(17)も「プログラムを通して相互理解を深めたいです」と日本語と英語であいさつした。互いの学校を紹介し、海南高校軽音部による歌とマレーシア・インド系の伝統舞踊も披露された。
セレモニーの後は海南高校の生徒がマレーシアの生徒を案内し、学校散策に出掛けた。生徒らは英語で校内の施設を紹介し、打ち解けると一緒に写真を撮ったり、学校生活について語り合ったりしながら校内を回った。
参加したシェン君は「和歌山は山が多いと思った。自分の学校は勉強ばかりなので、海南高校は課外活動が多いと思った」、ダニエル君(17)は「マレーシアは暖かいので、日本が寒くて驚いた。学校案内ではとても懸命に各施設について説明してもらえた」と話していた。
マレーシアの生徒一行は紀美野町でホームステイした後、大阪を観光し、19日に帰国する予定。