和歌山の発展へ一丸 官公庁など仕事始め
官公庁や多くの企業などは4日、新年の業務を開始した。和歌山県庁や各市町村では仕事始め式が行われ、各首長が職員に訓示するなどし、新たな決意で職務に取り組むよう呼び掛けた。
県の仕事始め式は午前10時から県民文化会館で行い、職員約1000人が参加。仁坂吉伸知事は「心身ともに活力を保ちつつ頑張らないといけない。できるだけ無駄を省き、健康を守りながら、県民の幸せを願って県庁全体で前に進んでいきたい」と訓示。職員を代表し、企業振興課の庄司真実子主査(42)が「一人ひとりが自らの職務に責任とやりがいを持ち、それぞれの職場で最大限の力を発揮しながら、和歌山の発展のために一丸となって取り組んでいく」と決意を発表した。
和歌山市の仕事始め式は市役所の大会議室で行われ、課長級以上の職員約170人が出席。尾花正啓市長は元号が変わることしについて「平成の間に備えて準備してもらった基礎の上に次の時代が来る。新時代の幕開けになる大事な年」とし、「ことしは和歌山南スマートインターチェンジの開通や和歌山信愛大学の開校、ねんりんピックの開催と新しいことがたくさんある。市民の安全安心を守り、快適に暮らせる社会、活気のあるまちにできるように一緒に1年頑張りたい」と抱負を語った。
職員に向けては「マーケティングについて考えてほしい。どんな良い事業や制度も市民が知らないと利用できない。もっとPRして、営業してもらいたい。そして事業を考える上で現場を知ることが一番大事になってくる。皆さんには自分の目で現場を見てもらいたい」と事業や予算への取り組み方を呼び掛けた。