高校選抜で上位の活躍 県6選手が知事訪問
スポーツの2018年度全国高校選抜大会で3位以上の成績を挙げた県内の高校生らが17日、和歌山県庁の仁坂吉伸知事を訪問し、活躍を報告した。
知事室を訪れたのは、相撲、なぎなた、ウエイトリフティング、少林寺拳法の4競技の選手6人と、校長、所属する部活動の顧問ら。選手一人ひとりについて、顧問が競技歴や選抜大会での勝ち上がりの様子などを紹介した。
高知県で開かれた相撲選抜大会の個人無差別級で3位になった花田秀虎選手(和歌山商3年)について、同校相撲部の門林三千生顧問は「前回優勝に続く連覇のプレッシャーや相手の研究などがあり、本来の相撲は取り切れなかったが、インターハイや国体での優勝に向けて良い経験になったと思う」と評価。兵庫県で開かれたなぎなた選抜大会の男子個人試合3位の寒川慎也選手(桐蔭2年)について、同校の宇野健二教頭は「男子なぎなたの競技人口は少なく、日頃は主に女子選手と練習している。爆発力と研ぎ澄まされた技術が発揮された堂々の3位入賞だ」とたたえた。
仁坂知事は花田選手に「引き締まった感じの体格ですが、体重は何㌔あるの」と尋ね、花田選手は「130㌔です。(元横綱の)千代の富士さんのような体になりたくて体づくりに力を入れています」と答えた。
学校になぎなた部がなく、和歌山ビッグウエーブや県内各地の高校で練習しているという寒川選手には「男子なぎなたの県内競技人口は?」と質問。8人と答えた寒川選手に「リーダーのような存在だ。ぜひみんなを引っ張って」と激励した。
選手を代表し、少林寺拳法の女子規定組演武で1位になったうちの1人、村上冬音選手(神島2年)が「インターハイや国体に出て、もう一度良い報告をしたい」とあいさつし、仁坂知事から記念品のスポーツタオルを受け取った。
寒川選手は本紙の取材に「優勝できると思っていたが準決勝で人生初の反則負けを喫し、悔しい気持ちが大きいです。生活にめりはりをつけて勉強や休みとなぎなたを両立し、年2回の全国大会でどちらも優勝を目指します」と抱負を語っていた。
訪問したその他の選手は次の皆さん。
【ウエイトリフティング】男子81㌔級③駒坂勇気(紀北工3年)
【少林寺拳法】女子規定組演武①岡彩月(神島2年)▽弁論の部①小田愛里(同)▽女子自由単独演武③小田愛里