看護の道へ決意新た 2専門学校で卒業式
和歌山市と紀美野町の看護専門学校で4日、卒業式が行われ、卒業生は看護の道へと歩み始めた。
和歌山市の和歌山看護専門学校では22期生49人が学びやを巣立った。橋本忠美校長が卒業証書を手渡し、握手を交わした後、「まもなく職業人として医療の現場に立ちます。3年間の努力を思い出し、困難に立ち向かってほしい」と激励。在校生代表の2年生、作野有加さんが送辞を述べた。
卒業生代表の田中千晴さんは、実習など3年間の学生生活を振り返りながら、「温かいご祝辞や励ましの言葉をいただき、喜びとともに医療に携わる者としての決意を新たにしました」と感謝。「今後の変化を恐れず、成長に向けて一歩一歩踏み出していく」と答辞を述べた。
紀美野町の国保野上厚生総合病院付属看護専門学校では、阿河良廣校長が有本志穂さんから順に6期生37人へ卒業証書を授与。優秀賞として中西絵美さん、皆勤賞として岩橋愛奈さん、山口藍さんを表彰した。
阿河校長、管理者の寺本光嘉町長、柳岡公彦院長があいさつし、在校生を代表して2年生の安田友紀さんが送辞。卒業生代表の宮本果歩さんは答辞で「実習では患者さまの温かい言葉や笑顔に励まされるとともに看護の役割や責任の重さが実感でき、素晴らしさに気づくことができました。感謝を胸に看護の道へ進んでいきたい」と決意を述べ、拍手に包まれ退場した。