和歌山から12銘柄参加 東広島市「酒まつり」
和歌山のお酒を広島で飲める。 10月8・9の両日、 東広島市のJR西条駅前で 「酒まつり」 が開催された。
東広島市は人口約19万人。 広島県のほぼ中央に位置し、 酒どころとして有名。 「酒まつり」 は東広島市観光協会が主催する日本酒の試飲会で、 全国から900を超える銘柄がそろう。 自由に試飲ができる 「酒ひろば」 の入場料は1800円 (当日券)。 入口で、 各県の銘柄と番号が書かれた冊子、 御猪口が手渡され、 来場者はわれ先にとお気に入りの酒があるブースへ向かう。 2日間で25万人が来場したという。
和歌山県のブースには、 「黒牛」 「吉宗」 「紀伊国屋文左衛門」 「紀ノ川」 「熊野三山」 「雑賀の郷」 「不老鶴」 「高野山般若湯」 「車坂」 「紀土」 「いち辛」 「おめでとう」 の計12銘柄が参加。 試飲した来場者から 「和歌山の酒は辛口が多いな」 などという声が聞かれた。 安価でさまざまな味にチャレンジでき、 こだわりの地域性を知る機会を与えるのが 「酒まつり」 の魅力だと思う。
15日に和歌山市内で開催された 「わかやま城下町バル」 は、 和歌山の自慢の味を食べ歩きで舌つづみできるイベントで 「酒まつり」 の魅力と近いものがある。
地域の人も、 県外の人も楽しめ、 創意工夫されたこだわりの味に気付くことができる試みは、 地域を元気にするはずだ。
(次田尚弘/広島)