岩出市で説明会スタート ごみ処理有料化
岩出市は24日、 来年7月から実施を予定している可燃ごみ処理有料化計画についての説明会を同市清水の岩出地区公民館で開き、 集まった市民72人に理解を求めた。 市内18カ所で順次開いていく説明会の第1回。 市民からは 「有料化だけではごみの減量につながらない」 など計画に反発する厳しい意見もあった。
市側は冒頭、 市も事業運営に参画している 「大阪湾フェニックス計画」 の広域最終処分場が平成33年度に埋め立てを終了する予定になっていることに触れ、 「既存の処分場をできるだけ長期にわたり有効に活用するため、 国からも埋め立て処分量の削減を要請されている」 と、 ごみ処理有料化の必要性を説明。 その他、 有料化導入の目的として、 ごみの発生抑制とリサイクルの推進▽ごみ排出量に応じた費用負担の公平性▽ごみ分別意識の低い住民の意識改革の3点を挙げた。
また、 市が採用を予定している 「一定量無料型」(一定のごみ排出量までは無料)の負担モデルとして、 大型袋(45㍑)年間100袋を排出する4人家族の場合を紹介。 市が30袋を支給したとすると、 20袋(900円)の購入で現在の年間の値段と均衡。 残り50袋分の2250円が負担増になり、 その範囲で市民に減量努力を求めていくことを提案した。
市民からは 「値上げありきの説明会では意味がない。 反発があっても実施するのでは」 との意見もあり、 市側は 「今後も反発はあると思う。 意見を聞いて修正するところは修正し、 理解を得られるように説明したい」 と答えた。