県内文化財調査の成果展 3日~風土記の丘
埋蔵文化財発掘調査で新たに発見された考古資料を紹介する「紀州のあゆみ―和歌山県内埋蔵文化財調査成果展―」が3日から、和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で開かれる。県文化財センター主催、県教育委員会などが後援。(写真は県文化財センター提供)
調査の成果を公開し、県民に文化財の保存活用について考え、理解を深めてもらおうと毎年実施。
今回は平井遺跡(和歌山市)、平井Ⅱ遺跡(同)、相方遺跡(同)、根来寺遺跡(岩出市)、山口古墳群(和歌山市)、中飯降遺跡(かつらぎ町)、吉原遺跡(美浜町)、仮庵山経塚群(田辺市)の県内8遺跡から出土した遺物の整理を行った成果や、新しく県指定文化財となった考古資料など約270点を展示。埴輪(はにわ)や土器、青白磁、石器、鉄製品などが多彩に並ぶ。
会期は7月2日まで。10日午後1時半からは展示に関する講座も開かれる。平成30年1月20日~2月20日には、有田市箕島の市郷土資料館でも展示される。
展示講座の申し込み、問い合わせは紀伊風土記の丘(℡073・471・6123)。