音や絵で自由に表現楽しむ 和大ワークに60人

年齢や性別、障害の有無にかかわらず音楽や絵の表現活動を楽しむワークショップ「音や絵であそぼう!」が18日、和歌山県和歌山市西汀丁の県書道資料館で開かれ、5歳児から大人まで約50人が自由に自己表現した。
和歌山大学教育学部音楽教育・特別支援教育「音楽あそびプロジェクト」と、神戸や大阪を中心にさまざまな表現活動をサポートする「おとあそび工房」が、誰もが一緒に表現できるコミュニティーづくりを目指し、共同企画した。
11日に続く開催。この日は前回の参加者が描いた絵からイメージを膨らませ、即興で自由に音楽演奏。さらにその様子を絵で表現することに挑戦した。
子どもたちは、踊りなどの身体表現も交えながら、ピアノや鈴、木でできた民族楽器などを自由に奏で、セッション。ネコの絵には鳴き声をまねるなど、声も楽器にして表現していた。
和歌山大学の菅道子教授は「さまざまな年齢層や障害のあるなしなど、多様な人が一緒に活動することに不安もありましたが、『これはダメ』というものがなく、面白い表現が生まれているのを感じます」と話し、演奏を見て絵を描いた男の子の母親は「いつもはイメージで描くのが苦手ですが、音楽に刺激されて自然と手が動いたようです」と話していた。

絵から着想し自由に音楽を奏でる参加者

絵から着想し自由に音楽を奏でる参加者