地域教育の充実へ 和大と県教委が連携協定

和歌山大学(瀧寛和学長)と県教育委員会は20日、地域教育のさらなる充実を目指して連携協定を締結した。
全国的な高大連携の推進を受け、同大教育学部と県教委は1999年に連携協議会を設置。以降、大学教員が地域の高校からのニーズに合わせて行う出前講義や、大学生が小中高特別支援学校で放課後の学習、授業のサポートを長期的に行う教育ボランティアなど、多くの連携事業を行ってきた。
システム工学部、経済学部、観光学部を加えた4学部による今回の包括的な協定の締結で、語学やICT教育など、より専門的なサポートを受けて地域教育の活性化が期待される。
締結式は和歌山市小松原通の県庁南別館で行われ、瀧学長は「今後は大学全体を挙げて和歌山県の教育にさらに貢献していきたい」、宮下和己県教育長は「全ての学部の皆さんに協力してもらい、単に学校の教育だけでなく、地域の活性化にまで共に連携協力していければ」とあいさつし、連携協定書への署名が行われた。

連携協定書を手に宮下教育長㊧と瀧学長

連携協定書を手に宮下教育長㊧と瀧学長