願い事お空に届け 岡山幼園児が七夕飾り

 7月7日の七夕の日を前に、県立博物館(和歌山県和歌山市吹上)で15日、ササの飾り付けイベントが行われ、隣接する岡山幼稚園(岡本史園長)の子どもたちが短冊に願い事を託した。

 同館は1994年の七夕の日にプレオープンしたことから、七夕にちなんだ企画を毎年実施している。

 この日は園児85人が願い事を書いた短冊や、折り紙などで手作りした織り姫と彦星、天の川などの飾り物を、園の職員や同館スタッフらと一緒にササに結び付けた。

 「いちごでんしゃのうんてんしゅになれますように」「おおきくなったらはかせになりたい」など、たくさんの夢が詰まった短冊で彩られ、願いがかなうよう、みんなで「きらきら星」「たなばたさま」を元気いっぱいに歌った。

 勘図晟大(かんず・せいた)君(5)は「強くてかっこいい『うちゅうけいさつになれますように』ってお願い事した。空まで届くように歌ったよ」と笑顔だった。

 ササは7日まで同館エントランスホールに展示。来館者もササ飾りに参加できるコーナーを設けている。また同館では7月1日午後1時から、無料の茶会やコンサートを交えた「七夕まつり」を開く。

短冊や七夕飾りをササに結ぶ園児たち

短冊や七夕飾りをササに結ぶ園児たち