可憐な紫ジャカランダ 紺屋橋近くで咲く
「世界三大花木」の一つ、ジャカランダが和歌山県和歌山市南材木丁の紺屋橋東詰で紫色の可憐(かれん)な花をいっぱいに咲かせている。
中南米原産でノウゼンカズラ科の高木。シダに似た涼しげな葉と美しい紫色の釣り鐘型の花で、日本でも人気が高い。
近くに住む宮本博さん(77)、多恵さん(73)夫妻が、鉢植えで買ったジャカランダを2006年に地植えし大事に育ててきたもの。数年前からたくさん花をつけ始めた。
ことしは5月下旬から咲き始め、高さ約7㍍の木の上部いっぱいに花をつけた。この辺りでは珍しい花に、通り掛かる人が足を止め木の名前を尋ねるといい、宮本さんは「初めは小さな木だったのに、こんなに大きくなった。ことしは今までで一番たくさん咲いてくれた」と喜んでいた。