神輿担いでわっしょい 東田中神社秋祭り
和歌山県紀の川市打田の東田中神社で8日、毎年恒例の秋祭りがあり、地域住民らが餅を載せた神輿(みこし)を担ぎ、地域を練り歩いた。
五穀豊穣や無病息災、家内安全などを祈願する祭りで、この日は地域の保育園児や小学生ら約200人による「子ども神輿」からスタート。6台の神輿を担いだ子どもたちが声を掛け合いながら、東田中地区の各地を練り歩き、沿道で多くの地域住民らが見守った。
大人たちによる神輿行列では、同神社の氏子約15人が「わっしょい、わっしょい」と連呼し、餅まき用の餅が載った神輿を上下に動かしながら地域を回った後、神社の敷地内を何度も周回。氏子は疲れを見せながらも、互いに声を掛け合って無事に奉納を終えた。
境内では、市立打田中学校吹奏楽部の1~3年生24人が美空ひばりの「川の流れのように」や秋川雅史の「千の風になって」などを演奏。子どもを対象に金魚やメダカすくいもあり、最後に餅まきが行われ、快晴の空の下、神社に集まった地域住民らの歓声が響いた。