井上君が最優秀賞 温暖化防止ポスターで
産業廃棄物処理業の企業体、大栄環境グループが主催する2018年度「小学生環境ポスター」コンクールで、紀の川市立西貴志小学校(今田一里校長)から、井上光君(4年)が最優秀賞に輝き、山本龍樹君(6年)が粉河事業所長賞に選ばれた。
地球環境を守るために何ができるかを子どもたちに考えてもらおうと、11年度から行っている。今回は「地球温暖化」をテーマとし、和歌山や兵庫などにある同グループリサイクルセンター近くの小学校に参加を呼び掛け、26校から265点の応募があった。
審査の結果、最優秀賞1点の他、優秀賞2点、努力賞10点、特別賞2点が決定。さらに各リサイクルセンター独自の賞も設け、粉河事業所長賞は山本君の他、清井柚花さん(川原小)、辻薫音さん(名手小)、宇田恭晴君(粉河小)が受賞した。
表彰は、粉河リサイクルセンターの樫村健所長が各校を訪れて行い、西貴志小では井上君と山本君に賞状を手渡した。
最優秀賞の井上君の作品は、工場の煙突などから立ち上る温室効果ガスの大きな手に地球が包み込まれ、涙を流す様子を描き、「地球が泣いている」とのメッセージを添えた。井上君はインターネットで地球温暖化について調べる中で、温室効果ガスが温暖化に与える影響の大きさを知り、作品の構想を膨らませた。受賞には「最優秀賞に選ばれてうれしい。無駄な電気を使わないようにしたい」と、温暖化防止へ自身も実践に取り組む意欲を話した。
山本君は、暑さに汗を流し、うちわをあおぐ地球を描き、「注意!地球も熱中症!」と書き込んだ。「うれしい。節電や節水、ベルマーク集めをしっかりやっていきたい」と受賞を喜んだ。
樫村所長は「ポスター作りを通して、子どもたちに地球環境問題をより身近に感じてほしい」と話していた。