平成最後の年賀状 郵便局で受付始まる
2019年用の年賀状の受け付けが15日、全国の郵便局で一斉に始まった。来年は平成最後の年で、新たな元号になる特別な一年。和歌山中央郵便局(和歌山県和歌山市一番丁)でもセレモニーが行われ、市立岡山幼稚園の園児たちが、新年への期待と家族への思いをしたためた年賀状をポストに投函(とうかん)した。
式典では山中正樹局長が「年賀状は大切な方への一年で最初の贈り物。一通一通に込められた大切な思いを元旦にお届けできるよう取り組んでまいります」とあいさつ。
県のマスコット「きいちゃん」が見守る中、園児たちが元気いっぱいに「やぎさんゆうびん」や「お正月」などを合唱。NPO紀州お祭りプロジェクト「おどるんや」合同連が、よさこいで盛り上げ、くす玉を割って祝った。
園児たちは、えとの亥(いのしし)を鮮やかにあしらった年賀状を専用ポストへ。母親に宛てて出したという秀野杏ちゃん(5)は「遊園地また行こうねって書いた。ちゃんと届くといいな」と楽しみにしていた。
同局が元日に配達した18年用の年賀状は約388万通。近年は電子メールの普及などで減少傾向にあり、19年元日分は約357万通を見込んでいる。
同局では「平成最後の年賀状になります。平成最後の元旦に一通でも多くお届けできるよう、早めの投函を」と呼び掛けている。