ふたご座流星群に歓声 スターパーティー
冬の夜空を彩る「ふたご座流星群」が出現のピークを迎えた14日夜、和歌山県紀美野町神野市場の文化センターでは、音楽やグルメも楽しめる観望イベント「スターパーティーinキミノ」が開かれ、家族連れら約700人でにぎわった。
県内最大の望遠鏡を備えたみさと天文台があり、星空の美しい紀美野町をより多くの人にPRしようと、町観光協会が主催。晴れ渡った満天に星が輝き、来場者は開放された駐車場に段ボールを敷いて寝転んだ。午後9時ごろから流れ星が見え始めると、会場のあちこちで歓声が上がり、願いを込めて見つめた。
冷え込みが予想されていた会場では、ドラム缶によるたき火なども行われ、来場者は暖をとりながら思い思いにパーティーを満喫。飲食ブースではラーメンや豚汁、シシまんなどの温かい料理が提供され、観望エリアでは、みさと天文台職員による星空解説、コンサートエリアでは民族楽器アルパのミニコンサートも開かれた。
同天文台の山内千里台長は多くの来場を喜び、「寒いからこそ集まって、大きく見える冬の星を楽しんでほしい」と話していた。