家のカタチ表現 市高デザイン科卒業制作展
和歌山市立和歌山高校デザイン表現科の生徒による卒業制作展が11日、和歌山県和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館市民ホールと展示室で始まった。14日まで。
3年生が1年間取り組んだ作品や1・2年生の作品など約900点を展示。ことしは「家~見えないそのカタチ」をテーマに、生徒や周りの人が抱える家族や家、コミュニティーの問題や考えを表現した。
3年生は社会問題について訴える意見広告と空間に作品を設置して作るインスタレーション、自画像や立体作品など個人作品を展示。
意見広告では、家庭内暴力やペットの飼い方など「家」に関する意見を表現した。グループで取り組むインスタレーションは、哺乳瓶や絵本などを置いて赤ちゃんに戻ることをイメージした部屋や、カメラとSNSアイコンが並ぶ真っ白な空間など、それぞれのコミュニティーを考えた作品が会場内外に設営されている。
3年生の鍛地真依さんは「家というイメージをそのまま作る人もいれば、全く違う捉え方の人もいる。それぞれの家の形を見てもらいたい」と話していた。
展示は午前9時半から午後4時半まで。問い合わせは同校(℡073・461・3690)。