労働者に寄り添い50年 県社労士会が祝賀会

社会保険労務士制度の創設50周年を記念した和歌山県社労士会の祝賀会が12日、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。

社労士法は1968年に制定。78年に全国社労士連合会が設立され、翌年に県社労士会も設立。98年に事務局を県労働センタービルに移転し、99年に県社労士協同組合を設立。07年からは年金問題の解決に連合会、県会を挙げて取り組んだ。15年に成年後見センター、街角の年金相談センターを開設。労働者や中小企業を支えている。

祝賀会には148人が参加。県社労士会の坂口育生副会長は「50年のお祝いにこんなに大勢来ていただいて感謝したい。昨年12月に行われた全国の祝賀会では『50年でやっと認められたな』という声も聞こえてきた。労務管理士、社会保険士の2団体がひとつになってできた団体。これから70年、100年を目指し、みなさんのご支援をいただき頑張っていきたい」と50周年の喜びを語った。

来賓には石田真敏総務大臣をはじめ国会議員、和歌山労働局や県の幹部らが出席。石田大臣は「50年で社労士の地位を確固たるものにしてきた皆さんに敬意を表したい。平成の終わり、社会も大きな変化の時に立っている。皆さんにも大きな変化に応じて中小企業や労働者の安定した生活のために尽力してもらいたい」と祝福した。

その後、全国社労士連合会近畿地域協議会の飯田政信会長の音頭で乾杯し、和やかに歓談した。

「100年を目指して」と坂口副会長

「100年を目指して」と坂口副会長