海外視察報告書が1枚 県議会が改革検討委

和歌山県議会が実施した海外視察のうち、複数回の報告書がA4サイズ1枚だったという指摘を受け、県議会は5日に会派の代表者会議を開き、議会改革検討委員会で対応方向性を協議していくことで合意した。

海外視察の報告書を巡っては、2016年度以降の海外視察10回のうち、中国や台湾を視察した3回分の報告書がA4サイズ1枚だけだったことが判明。日程などが記されている程度で、報告書の在り方について疑問の声が上がっていた。

規定によると、報告書の提出は義務付けられ、記載の分量は議員にゆだねられている。インターネットでは公開しておらず、入手には情報公開の手続きを取る必要がある。

会派代表者会議では、インターネット公開の是非などを議論したが、結論は出なかったという。そのため議会改革検討委員会を設け、今後も協議を続けていくことで一致。委員会の開催日程は未定だという。