和歌山の勢い示す 参院選へ世耕氏が事務所開き
今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に立候補を予定している自民党現職の経済産業大臣、世耕弘成氏(56)は1日、和歌山県和歌山市久右衛門丁に後援会事務所を開設した。
事務所開きには党本部の二階俊博幹事長はじめ党所属の国会・地方議員や県内の首長、支援者、世耕氏を推薦する連立与党の公明党から山本香苗参院議員らが出席し、神事や乾杯などで参院選の必勝へ士気を高めた。
二階氏は「圧勝して、全国トップの成績で当選できるように、日頃の世耕さんの活躍、実績に負けないように、みんなで多くの得票を得られる努力をお願いしたい」とあいさつ。
世耕氏は「立派な成績で勝って、和歌山の勢いを全国に示さなければいけない」と決意。大臣の公務などで「なかなか思い通りに和歌山に帰ってくることがかなわない。皆さまに助けていただきながらの選挙になる」と述べ、元民主党参院議員の久美子夫人を紹介し、自身に代わって地元で活動する夫人への協力も呼び掛けた。
和歌山選挙区では、立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党が候補を一本化することで合意し、共産が予定していた候補を取り下げ、無所属新人で元和歌山弁護士会会長の藤井幹雄氏(58)を支援する。他に立候補の動きは見られず、世耕氏と藤井氏の一騎打ちとなる公算が大きい。