ホームに最多2000人を アルテリーヴォ選手PR
関西サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山は、今季唯一、紀三井寺公園陸上競技場(和歌山県和歌山市)で行われる23日の第6節を重要な試合と位置付け、ホームの観客動員2000人の最多記録を目指している。PRのため選手は13日、国体道路沿いの企業や店舗などをユニホーム姿で訪問し、観戦を呼び掛けた。
第6節は23日午後2時から、関大FC2008と対戦。関西リーグで初めての有料試合とし、入場料は500円(小学生以下は無料)。会場では試合と併せて楽しめるイベントも企画している。
試合前の正午から中学生3チームによるエキシビションマッチがあり、ハーフタイムには紀州よさこいショー、ユニホームなどチームのグッズが当たる大抽選会を行う。エッグワッフル、スノーアイスなどのスタジアムグルメも楽しめる。
13日のPR活動には選手とスタッフ約30人が参加し、3~4人ずつの8グループで、JR和歌山駅から紀三井寺公園に至る約8㌔の道路の左右両側を分担。ひと目で選手と分かるよう、ユニホーム姿にチームののぼりを持って歩き、沿道の飲食店や企業の事務所などを訪ねた。
チラシやポスターを手渡し、和歌山のチームとして勝利と2000人プロジェクト達成への熱意を語る選手の姿に、訪問を受けた人も「すごいな。良いチームを目指して頑張って」「サッカー選手はカッコいいね」などと好意的に応対。
SNSで発信する選手との記念写真に応じる人も多く、MF山本廉選手(20)は「受け入れてもらえないかもしれないと思っていたが、皆さん優しくて反応はいい」と話した。
チームは現在、リーグ戦2連敗と苦しい状況だが、MF篠田朋宏選手(25)は「チーム全体が変わろうという意識になり、雰囲気も良くなっている。勝利にこだわっていく」、MF白方淳也選手(29)は「選手がPRすることに意味がある。多くの人に試合に来てもらい、勝利を見てほしい。選手一丸となって頑張る」と意気込む。
訪問を受けた㈱信濃路の冷水康浩副社長は「和歌山を代表するチームなので、しっかり応援して、和歌山の名を高めてもらいたい。いろんな面でバックアップしていきたい」と話していた。
選手たちは18日にも訪問PRを行う。チームや試合についての問い合わせは事務局(℡073・488・3288)。