若者の政治参加を 和大でディスカッション
和歌山県和歌山市栄谷の和歌山大学で12日、参議院選挙に向けて選挙について考えるイベント「選挙のワダイ」が開かれ、学生や一般参加者ら20人が政党の公約や政治の問題について話し合った。
若者にとって選挙を身近なものとして思考することで、選挙に行くきっかけになればと同大学の社会科学研究会が主催。複数の質問から自分と近い意見を持つ政党を測るボートマッチをもとに、質問項目になっている政治の課題についてグループで意見を出し合った。
外国人労働者の受け入れや北方領土、原子力発電所、年金などさまざまなテーマが飛び交い、各政党の公約や国会での答弁なども取り上げながら互いの考えを深め合った。
大学院1年の和田栄さん(22)は「新聞では読んでいたけど、選挙は自分ごととして考えていない部分があった。いろいろな人の話を聞いて、またいろんなニュースも見ていきたいと思った」と話していた。同研究会代表で大学院1年の田島直樹さん(22)は「政治に関われるといっても、まだひとごとのような感じがあるのではと思う。自ら選挙に行こうと思ってもらえるきっかけになれば」と話し、期日前投票や不在者投票を呼び掛けた。