個人情報の文書を誤送付 和歌山市の委託業者

和歌山市は26日、下水道などの使用料徴収業務を委託している業者が、使用者に送付した封書に、別の使用者1人の個人情報が記された文書を誤って同封していたと発表した。

市によると、委託業者は第一環境㈱関西支店(大阪市)。今月17日、公共下水道に接続する使用者に開始届出書を送付した際、農業集落排水処理施設の使用者管理情報の書類を同封するミスがあった。23日、受け取った使用者が同社への返信で、別の使用者の書類が同封されていたことを知らせたため発覚し、同社は24日に市に報告した。

同社と市の担当者は、同日のうちに個人情報が同封された農業集落排水施設使用者に連絡し、訪問で謝罪した。

同一プリンターで出力した書類が混在し、ミスが生じたとみられる。市は同社に注意し、送付文書を複数人で確認すること、個人情報の取り扱いに関する研修の実施などを求めており、対策の結果についても同社から報告を受ける方針。