世界の課題を議論 21カ国の高校生フォーラム
国内とアジア、オセアニア地域の高校生がさまざまな課題について英語で議論する「第5回アジア・オセアニア高校生フォーラム」が29日から31日まで県内で開かれている。
英語での話し合いを通して英語力を高め、国際理解を深めるために県と東アジア・ASEAN経済研究センターが主催。20の国と地域の高校生と和歌山県内外の高校生45人が参加した。
29日は和歌山市の県民文化会館で開会式が行われた。主催の仁坂吉伸知事は「グローバル化が進み、文化を超えて競争する機会が多くなる。フォーラムで大いに成長し、素晴らしい未来をつくってほしい」、同センターの西村英俊事務総長は「G20でも食糧や環境問題がテーマになった。それぞれ状況が違う人を知るする重要性の理解が必要になる」とあいさつ。
参加者を代表して近畿大学付属和歌山高校2年生の森千穂さん(16)とミャンマーの「ベーシックエデュケーション ハイスクール ナンバー1 タコン」10年生のカウン・タント・ウィン君(16)が「他の人のの話が聞けることを楽しみにしている。革新的でアイデアにあふれた意見を共有し、課題解決に向けて努力したい」と宣言した。
フォーラムは30日に津波と防災、食糧問題などについて分科会が開かれた。31日に全体会、レセプションを実施する。