民意を胸に日本の再生を 一貫した教育への取り組み
先の第49回衆議院議員選挙で公明党近畿比例ブロックでは4議席には一歩及ばず、大変申し訳ない思いでいっぱいです。全国的には9小選挙区完勝、そして比例区3議席増となる大激戦を勝ち抜くことができました。和歌山県におきましては公明党の得票率15・82%で、公明党内で全国第7位、絶対得票率8・90%は全国第4位となり、公明党勝利のために、最後の最後まで必死に奔走してくださいました党員、支持者、創価学会員の皆さま、そして街頭で比例区公明党を叫び続けていただきました自公連立を組む友党自民党のご関係の皆さまに心から感謝と御礼を申し上げます。
選挙を終え、岸田総理と公明党の山口代表が、自公連立政権の継続を確認した上で、改めて連立政権の合意文書にそれぞれ署名いたしました。その連立政権合意では、前文で「一層気を引き締めて、国民の声を聞き、謙虚な姿勢で真摯な政権運営に努めていかなければならない」と明記されています。私たちは、選挙戦を通じて寄せられた民意を深く胸に刻み、コロナ禍から国民の命と健康、雇用と暮らしを守るとともに、一日も早い日本の再生に向け全力で取り組んでいかねばなりません。
いよいよ今年も残すところ10日ほどとなりました。今年を振り返りますと、「義務標準法改正法案」が可決・成立しました。これにより、きめ細かい指導や感染症予防の体制を築くため、2025年度までに「35人学級」へ段階的に移行します。小学校全体で引き下げが行われるのは、約40年ぶりで、少人数学級実現に向けた公明党の一貫した取り組みが実を結びました。
さらに、教員がわいせつ行為などを理由に懲戒免職になっても3年で免許が再取得できる現行制度の課題に対応する「教育職員による児童生徒性暴力防止法」(議員立法)が、全会一致で可決・成立しました。私は、これまでも数回委員会で質問し、自民・公明両党の「与党わいせつ教員根絶立法検討ワーキングチーム(WT)」の共同座長として取り組みました。
これからも一人一人に光を当てた教育、誰一人置き去りにしない、取り残さない教育の構築のため、全力を尽くします。
11月22日に私の大先輩であります坂井弘一元衆議院議員が老衰のため92歳でお亡くなりになられました。坂井さんは、今では最後となっている土曜日が投票日の昭和44年12月27日に行われた総選挙に新人で挑戦し、「大方の予想以上の得票」でトップ当選。以来、衆院選中選挙区の旧和歌山1区で連続8期務められました。その初陣の時の大反転攻勢をかけた記念すべき集会が、まさに52年前の今日12月21日に行われました。坂井さんのご冥福をお祈りするとともに、大先輩の政治姿勢を学びとして、これからも頑張ってまいります。