医聖の精神を筆で表現 青洲の里で書道展
和歌山県紀の川市出身の医聖・華岡青洲を題材にした書道の作品展が30日、紀の川市西野山の青洲の里華別館で始まる。31日まで。
青洲は20年の年月と情熱をかけて麻酔薬「通仙散」を開発。1804年に世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術を成功させるなど市が誇る偉人として知られる。
郷土の偉人を身近に感じてもらおうと、「みんなで華岡青洲先生を書こう」をテーマに、書道教室を主宰する同市の三嶋昭苑さん(81)が中心となり企画。三嶋さんの作品をはじめ、教室生、上名手公民館の書写教室に通う生徒の作品計50点を紹介している。小学1年生から高校1年生までと、一般の作品を展示。「内外合一」や「活物窮理」など、青洲の生涯や教えなどにまつわる言葉が力強く、伸びやかに、美しく、さまざまな字体で表現されている。
三嶋さんは「展示をきっかけに青洲先生の功績や生涯について知ってほしい。気軽にご覧ください」と呼びかけている。
午前9時~午後5時(31日は4時)。問い合わせは三嶋さん(℡090・3485・4691)。