リーヴォが交通安全啓発 県警など横断幕贈呈

啓発の横断幕を手に児玉社長(中央)、野上会長(左隣)ら
啓発の横断幕を手に児玉社長(中央)、野上会長(左隣)ら

交通安全の推進に向け、和歌山県警と県地域交通安全活動推進委員連絡協議会は、地元サッカークラブのアルテリーヴォ和歌山(関西リーグ1部)と連携し、啓発活動を展開する。16日、同協議会からチームへの啓発用横断幕の贈呈式が、和歌山市西の県交通センターで行われた。

交通事故の減少を目指し、県警と同協議会は、横断歩行者の保護、自転車の交通ルールの順守とヘルメット着用の促進、飲酒運転の根絶などを重点項目に、交通安全教室や啓発活動などを展開。地域に密着し、Jリーグ入りの大きな目標を掲げて活動するアルテリーヴォと協力することで、県民の交通安全意識の向上を図ろうと、同協議会の呼び掛けで連携が実現した。

贈呈式では、同協議会の野上泰司郎会長がアルテリーヴォの児玉佳世子社長に横断幕を手渡した。横断幕は縦1・2㍍×横3・5㍍で、チームカラーの緑を基調に、「交通ルール守らなアカン!」の文字や、横断歩道の前で手を挙げる子どもと停車する自動車のイラストなどが描かれている。

県警の津田陽三交通部長は「アルテリーヴォ和歌山の啓発への協力は心強い。交通安全の輪が広がっていくことを期待している」、児玉社長は「サッカーには相手へのリスペクトと思いやりのルールがある。交通安全も、周りの命を守る意識が大切。サッカーを通じて少しでも広げていきたい」とあいさつした。

チームは今後、ホーム試合で横断幕を掲げるのをはじめ、主催するサッカー教室などでの啓発、各季節の交通安全運動への協力などの活動を展開する。

野上会長は「サッカーファンには若い人も多く、ルールを守る大切さのアピールになる。協議会の活動も知ってもらい、少しでも事故が少なくなればありがたい」と話した。